「繋ぎ屋」として顧客のニーズに柔軟に対応する「合同会社NGS」社名に込められた想いとは?

システムとシステムを繋ぐAPI連携をメインサービスに、企業のインフラ構築やDXコンサルを行っている「合同会社NGS」。

東京と高知に拠点を構え、デュアルライフを超えたパラレルライフの実現されています。

NGS社のHP

今回は、 CEOの森岡さんと CSOの重岡さんにお話を伺いました。

NGSの社名に込められた想い


奥:森岡さん、手前:重岡さん

ーーさっそくですが、NGSという社名は何の略なのでしょうか?

森岡さん:ローマ字なんですけど、英語の略ではないんです。

重岡さん:「日本が好き」の略称です。

ーーそうなんですね!社名に込められた想いを教えてもらえますか?

森岡さん:私は、自分たちが日本人であることに誇りをもって生きないとだめだと思っています。

日本人でやれることは日本人で完結したいなと思っていますし、日本が好きだから、もっと盛り上げていきたい。

もう1つは、自分は高知が好きということです。

彼(重岡さん)は出身地である愛媛県が好きで、他にもいろいろな出身の社員がいて、みんな自分の好きな場所があります。

みんなの気持ちをひっくるめて言おうとしたら、「日本が好き」ということになったんです。

ーーそれぞれの故郷への想いの共通項は日本ということですね!NGSの社員数や設立を教えてもらえますか?

森岡さん:社員数は9人、設立は3年目です。
高知オフィスができてから約1年くらいで、高知オフィスには4人います。

ーーNGSはどういう事業をされている会社なんでしょうか?

森岡さん:私たちは「iPaaS(Integration Platform as a Service)」というサービスを提供しています。

狙ってやり始めたわけではなくて、私たちの持っている技術と想いを辿っていったらiPaaSにたどり着いたという感じです。

iPaaSとは、簡単にいうといろいろなソフトウェアやハードウェアのプラットフォーム同士を繋げる為のサービスを提供するのが私たちです。

いわゆる「繋ぎ屋」で、会社のロゴにもなってます。
今一番お仕事をいただいているのもこのサービスですね。

あとは、企業のDXのお手伝いなどもしています。

一から作り出すのではなく、すでにあるものを組み合わせる

ーー私自身もiPaaS(アイパース)という言葉は初めて聞いたので、IT業界じゃない人だとイメージが湧きにくいかもしれませんね。
NGSさんで提供しているiPaaSというサービスがいま世の中から求められているということですよね。

重岡さん:そうですね。

少し前にRPAというツールが注目されましたが、RPAも人間がやっている作業をコンピューターが置き換えてくれて、データを抜いて加工してどこかに貼り付けています。

結局RPAという1つのツールだけでは完結しないことがわかって、人気は一時ほどではなくなったのですが、「データを繋ぐ」ニーズは確実にあると思っています。

RPAが注目されたことは、私たちがやっているサービスが必要とされている証明かなと思いますね。

森岡さん:世の中にあるほとんどのものは一から作っているわけではなくて、すでにあるものをつなぎ合わせているだけだと思っています。

それを我々は目に見えるものとして、わかりやすく堂々と表現しているだけです。

一から作り出すのはお金も時間もかかるし、そもそも不可能なこともあります。

それなら、あるものを上手く組み合わせた方がお客様にもバリューを生み出せます。
何もかもフルスクラッチでやるのは、とても大変ですからね。

ーー具体的にはどのような業務内容なのでしょうか?

重岡さん:簡単にいうと、2つのシステムがあったとして、そこから取ったデータを加工して、もう1つのシステムに入れるということが私たちのやっていることです。

しかし、2つのシステムの両方に都合がいいように組み替えて繋げることがむずかしく、それを私たちがサービスとして提供しています。

実際のサービスでいうと、例えばLINEと基幹システムとの連携です。
2つのシステム上のお客様情報を繋げるというのが、仕事の数としては多いですね。

森岡さん:多くのお客様からは、具体的な依頼ではなくて「効率化したい」「こういうことがやりたい」というぼんやりとした相談を受けます。

そこで、システムを使って繋ぐことを推奨する方法を提案します。

私たちは「汗をかくコンサル」と名乗っていて、お客様から受けた相談(悩み)がなかったことになるまでサポートするのが義務だと思っています。

私たちの圧倒的な経験を生かして、お客様に合わせたサービスを提供していきたいと思っています。

だからお客様がどこにいても会いに行きます。
コロナで人と会いにくい状況ですが、やっぱり直接会うことが重要だと感じますね。

今やっていることの原動力は愛

ーーユーザー目線なサービスでこれから重要な領域になっていきそうですね。
NGSが目指していることやビジョンをお聞きしてもいいですか?

重岡さん:ざっくり大きくいうと「地方の世界を変える」ことが、今後NGSがやっていくことですね。

私は愛媛県出身なんですが、地元のものが海外で売れているとか旅行客が多いとか、田舎の価値を上げて生まれた場所に誇りを持てるようにしていきたいです。

それをITを使って叶えていくことが一番の近道かなと思っています。

森岡さん:私の場合は、全部「愛」なんですよ。

両親に対する愛や、その両親に育ててもらった高知への愛、社員への愛や尊重。
これらを全部意識したら、「繋ぐ」ことに行き着くんです。

今の原動力になっているのはすべて「愛」で、その愛を私はまず身内に向けます。
だからNGSではいつも楽しく、でもやらないといけないことに対しては厳しくやっています。

今やっていることはテクノロジーを繋げることですが、その行為が世の中で当たり前になれば違うこともやるかもしれません。

あとは、どんなことでも技術の継承はあると思っていて、その引き継ぎ方が課題かなと。

自分が持っているノウハウは全部社員に引き継がないといけないと思っているので、独自の引き継ぎ方のアルゴリズムみたいなものを持ちたいなと考えています。

実際の高知オフィス

ーーNGSとして明確なゴールがあるわけではなくて、地域のつながりや愛の中で広がっていく会社のコミュニティを大切にされているんですね。

森岡さん:子供のときに目指したものにまっすぐなれる人はほとんどいないと思うんです。

それと同じで「うちの会社はここに行く」と目指して実現できることは少ないと思っています。

世の中に流れがなくて無風であれば簡単ですが、とくに今は変化のど真ん中にいるわけですから。

今の状況を汲んで、今できるベストってなんだろうと考えることが大事だと思います。

世の中はどんどん変わるので、目的に対して1つだけと決めたくないですね。

企業にとってお金の目標はあるべきですが、会社のあるべき姿や方向性は柔軟な方がいいと考えています。

ーー繋ぎ屋として具体的なサービスを作っていく予定などはあるのでしょうか?

重岡さん:こういうのを作りたい!ということはなく、今やっていることの延長線で必要になれば作りたいと考えています。

NGSならではの遊び心あふれる仕事環境


高知ではほとんど見かけないアイスを平日限定で販売

ーー会社の特徴やアピールポイントなどあればお聞きできますか?

重岡さん:何か変わっていることありますか?

森岡さん:自分では変わっているとは思っていないんですが、アイスと電動キックボードを販売しているのは、IT企業としてはめずらしいかもしれないですね。

ーーなぜアイスとキックボードを売ろうと思ったんですか?

森岡さん:遊び心ですね。ヤ・シィパークで仕事だけカタカタやっていてもおもしろくないし(笑)

実際に売られている電動キックボード

ーーそれはおもしろいですね!
働き方についてもお聞きしたいのですが、東京や高知をどれくらいの頻度で行き来されているんですか?

重岡さん:1年のうち3分の1くらいは、高知か愛媛にいます。
GWのときに帰ろうとしたら飛行機代が高かったので、次の週にずらしたり、そういう柔軟性はNGSのいいところですね。

ーー場所に定着しない生活だと思うんですが、休日の過ごし方や趣味などはありますか?

重岡さん:将棋が趣味です。

森岡さん:彼すごいんですよ。高知城の下で将棋をやっているお爺さんたちがいると思うんですけど、そこのメンバーなんです。

重岡さん:高知での一番の楽しみですね。だいたい土日はそこにいます(笑)
14時くらいに行って、長いときは21時頃までいたこともあります。

将棋について話せる人が近くにいればいいなと思うんですけど。

ーー21時まではすごいですね!
森岡さんは休日はどう過ごしているんですか?

森岡さん:土日は子供に会うために東京の家に帰ります。あとは、フットサルをやっています。

毎週そんな生活なので、社員も僕が東京と高知どっちにいるか気にしなくなりましたね。

ーーご家族は高知には来ないんですか?

森岡さん:8月に初めて上の子だけ連れてきて、3日間くらい2人で過ごそうかなと思っています。

それから下の子と奥さんも合流して、っていうのをやろうかなと計画しています。

求める人材はタフで自走できる人

ーーいいですね。これから採用をしていくということですが、どういう思いを持った人に来てほしいですか?

重岡さん:仕事に対する想いは一緒じゃなくてもいいと思っています。

森岡さん:そうですね。こんな想いがありますとぶつけてくれた方がわかりやすいなと思います。タフでセンスがある人がいいですね。

重岡さん:タフは重要だと思います。
私たちが目指していることに本気で一緒にやってくれる人がいいですね。

自分で動かないと仕事にならないので、自走できる人だとありがたいです。

 

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ライターの感想
NGSの略称が「日本が好き」とは思いつきませんでしたし、日本はもちろん、家族や社員、高知への愛が会社を作り上げていて素敵だなと思いました。 お客様のニーズを突き詰めた結果が、NGSの事業に繋がり、会社としての軸をしっかり持たれている印象を受けました。 オフィスの目の前には海があり、アイスやキックボードを売るなど、楽しく働ける環境が魅力的ですね。
この記事を書いた人
Haruhi Takahashi

Haruhi Takahashi

愛知から高知県梼原町に移住。フリーのwebライター。 田舎暮らしを満喫しています。
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