四国の西南端にある宿毛市に本社を置く、病院向け電子カルテシステムの会社とは?「株式会社パシフィックメディカル」

・AIやビックデータなどを活用した次世代電子カルテシステムの開発。
・UIターン入社が全体の4割も。休日は海釣りなどのイベントも活発。
・自社で開発、販売、フォローまで一貫して行う会社。

高知県の宿毛市に本社がある株式会社パシフィックメディカル(旧パシフィックシステム)。

宿毛市は、四国の中でも西南端に位置する場所にあり、東京からの移動時間でもっとも遠い場所の一つです。
パシフィックメディカルは、宿毛市と南国市で最先端の電子カルテシステムの開発に取り組んでいます。

全国にある約120医療機関(病院・クリニック)へ導入。高知県No.1、全国でも10位に入るサービスを開発

パシフィックメディカルでは、クリニックから中小規模の病院までの様々なニーズに対応した、電子カルテシステムを自社開発、販売、サポートまで一貫して実施しています。

2003年に電子カルテシステム(MALL)を開発・発売をして、それ以降ずっと改良を続けてきたサービスとなります。

現在、高知県内の導入数はNo.1となり、日本全国でもベスト10に入る規模まで成長しています。

パシフィックメディカルでは、最先端のPHR(パーソナル・ヘルス・レコード)に対応した電子カルテシステムへの挑戦が始まっています。

PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)とは?


PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)のイメージです

PHR(パーソナル・ヘルス・レコード)とは、複数の医療機関や薬局などに散らばる健康関連の情報を1カ所に集約する仕組みのことを言います。

例えば、自分自身の体重、血液型、アレルギー・副作用歴といった基本情報や投薬履歴、医療機関の診療記録、その他、自宅で測定した体重や血圧などの情報も一括で管理し、ご自身でいつでもアクセスして閲覧することができるというものです。

近年では、スマートフォンアプリで毎日の歩数・体重・睡眠・食事といったライフログを記録するサービスなど多くなっています。

このような日々の行動などの情報も一括して管理・共有することができるような取り組みが始まっています。

パシフィックメディカルでは、次世代の電子カルテシステムに向けてAIやビックデータ・IoT等の最新技術を駆使できる開発チームもあり、さらなる飛躍に向けた挑戦を進めています。

南国市のオフィスで働く、新卒入社3年目の山﨑さんと2年目の中平さんにお話をお伺いしました。


左:中平さん 右:山﨑さん

ーーー山﨑さんと中平さんよろしくお願いします。よかったらお二人のご年齢と入社のきっかけなどを教えてもらえますか。

山﨑さん:僕は、3年目で24歳です。高知出身なので、高知で医療に関わる仕事に就きたくてこの会社を選びました。

ーーーどうして医療に関わりたいと?

山﨑さん:大病になったことがあるんです。なんとか病気が治って、元気になった時にいつか病院に恩返しができたらって思いました。

そのことがあって、就職の時には医療に関わる仕事がしたいという気持ちが強く、この会社を見つけて入社を決めました。

ーーーそうだったんですね。まさに、病院やお医者さんを支援する大切な仕事ですね。中平さんはいかがですか。

中平さん:僕は、学生の時にインターンシップをしようと思って、県内のIT企業を探していたところ、この会社を見つけました。

それで、実際にインターシップで働いて、すごく雰囲気がよかったので入社を決めました。

ーーー実際に入社してみてどうですか。

中平さん:やっぱり社内の人間関係がすごくいい職場だと思います。

あと、社長や上司に対して意見がとても言いやすい良い職場です。

この前、プロジェクト会議で社長に提案したら、そのまま採用になりました。社長からすぐに「やってみようか!」となり嬉しかったです。

ーーー社員の仲が良くて、風通しが良い職場って本当素敵ですね。

ーーー会社の従業員は何名いらっしゃるんですか。

山﨑さん:全体で58名です。

ーーー本日、お話を聞いている場所は南国市にある営業所ですよね。本社と南国市のオフィスにはそれぞれ何名くらい働いているんですか。

山﨑さん:宿毛にある本社は37名います。南国市のオフィスには18名の社員がいます。

その他、京都・大阪・東京営業所があり部署については、開発部、サポート部、営業部、総務部の4部門があります。

ーーーありがとうございます。パシフィックメディカルでは、どのような事業をされているんですか。

山﨑さん:主に病院向けの電子カルテシステムの開発、販売、サポートを行っております。

ーーー電子カルテっていうと、病院の診察の時にお医者さんがパソコンに入力しているソフトのことですか。

山﨑さん:そうですね。もともとは、紙のカルテに症状や薬のことを書いていたものを、パソコンに入力して管理する電子カルテのシステムのことです。

ーーー子供の頃にはお医者さんが紙のカルテに英語とかドイツ語で書いていたのを思い出しました。いつの間にか、パソコンに入力をして薬を選んだりしていますね。

山﨑さん:大手の病院ではかなり多く導入されています。
クリニックでも電子カルテの導入が全国的に広がっています。

ーーー電子カルテの業界では日本で10位以内に入ると聞きました。どのようなお客様が多いのですか。

山﨑さん:高知県の病院のお客様が多くなっておりますが、高知県だけでなく四国や九州、関東・関西のお客様など日本全国へ導入が進んでいます。

ーーー高知から日本全国へサービスを展開されているんですね!すごいです。具体的にお二人の業務について教えてください。
山﨑さんは仕事をされているんですか。

山﨑さん:サポート部で、導入サポートやアフターフォローなどを担当しています。

ーーー具体的にはどのようなことをされているんですか。

山﨑さん:導入が決定したお客様先に訪問をして、電子カルテ専用のパソコンを設置し、使い方などをご説明しています。

また、導入後に使い方がわからないことや困ったことなどのお問い合わせに対してサポートをする仕事です。

ーーー電子カルテ専用のパソコンなんですね。

山﨑さん:そうですね、専用のパソコンです。病院のお客様の個人情報などを管理するため、外部のネットワークには繋がらず、あくまでも病院内だけでアクセス可能な専用端末として提供しています。

ーーーなるほど。導入後はどんなお問い合わせが多いんですか。

山﨑さん:ちょっとした使い方や設定のお問い合わせが多いです。

あとは、新しい医療機器を導入したために設定が必要になったりする場合もあります。本当にいろいろなご要望をいただきます。

ーーーちなみに今、サポートを担当されている方は何名くらいいるんですか。

山﨑さん:今、全体で27名います。

ーーー27名ですか。サポートに力を入れているのが伝わります。

お客様のご要望を常に改善。月間で100件近くの改善要望に順次対応して、毎週バージョンアップを実施!

ーーー中平さんはどんな業務をされているんですか。

中平さん:サービスの開発を担当しています。
導入後のお客様からの個別のご要望に対してサービス改善をしています。

ーーー具体的にはどんな改善の依頼があるんですか。

中平さん:例えば、「病院で使う新しい機械を導入したので、電子カルテシステムを対応させてほしい!」といったようなことです。

僕は、主に血液検査に関連する部分を担当しているのですが、新しい機械と電子カルテシステムをつなぐ開発となります。

ーーー開発にはそれぞれ担当分野があるんですか?

中平さん:そうですね。それぞれの分野に開発担当がいて、改善要望がある時にはその分野の担当が行います。

ーーー改善の要望って結構あるんですか?

会社全体では、だいたい月間で100件くらいはあります。

ーーーえっ!100件もあるんですか。それだけ多くのクライアントに対応して使いやすくしているってことですね。でもそれだけ多くのご要望どうされているんですか。

中平さん:毎週会議などをして、多くのご要望の中から優先順位を決めて開発を実施しています。

そのため、小さい改善なども含めると毎週サービスをリリースしています。

システムを改善している中平さん

ーーー毎週サービスを改良し続けている!それをずっと続けてきているんですね。

中平さん:改良を続けることで、小さなクリニックから中規模の病院まで幅広いお客様に対応できるサービスとなりました。

ーーー少し話は変わるのですが、ここ南国市と宿毛市では遠いですね。
同じチームでも南国市と宿毛市で別れてしまっていると思いますが、業務では問題ないのですか。

中平さん:はい、全然問題ありません。普段は、電話や「Slack」を使ってコミュニケーションを取っています。

場所が離れているからといって、特に問題に感じることはほとんどないですね。

テレビ会議もできるミーティングスペース

ーーー宿毛本社にはよく行きますか。

中平さん:会社で研修の時や、イベントがある時には行きます。

休日には釣り好きが集まって海釣りも!

ーーー会社ではどんなイベントがあるんですか。

中平さん:いろんなイベントがあります。夏には宿毛でバーベキュー大会を行ったりします。

あと最近ではイチゴ狩りに行くっていう企画もありました。それと、休日には釣りが好きな人が集まって船釣りをするイベントなどもあります。

ーーー宿毛で船を出して、釣りができるって本当贅沢ですね!

中平さん:釣りが好きな人にとっては最高の環境だと思います。

ーーー中平さんの好きなことや休日の過ごし方など教えてもらえますか。

中平さん:僕は、車が好きなので週末は、自動車工場に車を持って行っていじったりしています。

たまに、徳島のサーキットにも行って走っています。

ーーーサーキットに行って走ってるんですか。すごいですね。
山﨑さんは、趣味とかありますか。

山﨑さん:僕は、カメラが好きですね。
週末は、いろいろなところに出かけて撮影しています。

ーーーちなみにどんな写真を撮られるんですか。

人よりも風景画を撮ることが多いですね〜。

社員から見るパシフィックメディカルの魅力とは?

ーーーお二人からみて、パシフィックメディカルの魅力ってなんですか。

中平さん:やっぱり、「人」ですかね。社内が本当に和気あいあいとしていて、働きやすいです。
新しく入って来る方も本当に魅力的な人が多いですね。

ーーー入社される方はどんな方が多いんですか?

山﨑さん:U・Iターンの人が結構多いです。会社全体の4割くらいは、U・Iターンです。

先日も、1名首都圏で働いている方がIターンで入社しました。
その方は、高知の食べ物とお酒が好きでほぼ毎月高知に遊びに来ていました。

今は、エンジニアとして活躍しています。

あと、ご実家が幡多エリア(宿毛市、土佐清水市、四万十市など)にある方がUターンで入社する人も多くいます。

ーーー多くのU・Iターンの方がいる環境は、これから入社される方も安心ですね!
高知発のサービスを日本全国にもっと広めて欲しいと思います。ありがとうございました。

 

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ライターの感想
高知県から日本全国へ自社サービスを展開している魅力的な会社でした。 また、お二人からも一緒に働く人がとても良い人が多い、とのことでいい職場だと感じました。 IT企業で働きたい人にはおすすめです。
この記事を書いた人
鈴木 康太

鈴木 康太

高知県で地域を面白くするための事業を担当しています。また、IT業界についてのセミナー講師、転職支援なども担当しています。 地域課題、地方創生、移住、ローカルDXなどについて記事を好んで書いています。
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