社会のニーズに合わせて変わっていく。人と社会をバックステージで支える「ジェイエムシー株式会社」の強みとは?

美容業界に特化した決済システムの業務支援や、自治体に向けた行政サービスなどを展開する「ジェイエムシー株式会社」。

バックステージで活躍している会社なので、あまり馴染みがなく「どんなことをしている会社なんだろう?」と疑問を抱える人も多いかもしれません。

今回は高知市にある、ジェイエムシー株式会社の本社に訪問させていただき、代表取締役社長の仁木さんと総務部主任兼企画推進室ITソリューション課システム担当の椋本(むくもと)さんにお話をお伺いしました。

ジェイエムシー株式会社はどんな会社?

ーージェイエムシー株式会社はどんなことをしている会社ですか?


左:仁木さん 右:椋本さん

仁木さん:大きくわけて2つの事業を展開しています。

  • 美容決済部門
  • 保健情報部門

美容決済部門は、美容業界を中心にペイメント(決済)の仕組みやコンサルティング、業界情報などを提供しています。そのほかにもオペレーションの代行や委託も受け付けています。

決済システムなので、クライアントと金融との間に立って、双方のサービスが良い形で回るようにお手伝いをさせていただいています。

保健情報部門は、わかりやすく端的に言うと、市町村向けに保健・福祉に特化したコンサルティングサービスを提供しています。

身近なもので言うと、介護保険料の算定を自治体とともにやっています。
ほかにも、健康づくりを中心に町の住人を集めて運動教室や栄養指導をしたり、健康に意識が向くようなサービスの提供をおこなっています。

四国と関西エリアを中心に、細かいオーダーを聞きながら、弊社にしかできないサービスを提供しています。

ーー業界に特化されたサービスを提供されているんですね。似たような業種の会社はあまり聞いたことがない気がします。

仁木さん:そうですね、ライバルがあまり多くない業界ではあると思います。
サービスが物珍しいというか、ニッチな方向になっていったという背景もあり、事業内容がわかりにくくなってしまったというのはありますね。

似たような業界がないので、私たちでも事業内容を文字化して説明するのが非常に難しいですね。

ーー社員は新卒を中心に採用していて、若手が多い職場で離職率も低いとお聞きしました。その点はいかがですか?

仁木さん:新卒じゃないと厳しいとも言えるんですよね。
中途でノウハウを持っている人が少ないので、新卒から教育をするしか選択肢がないという感じです。

新卒から育てた人が辞めずに残っているので、質の高いサービスを提供し続けられているのが、弊社の強みかなと思います。

こだわらないことがこだわり。ベンチャー気質の根本にあるもの

ーー会社を経営する上で大切にしていることやこだわりはありますか?

仁木さん:こだわらないことがこだわりですかね。
答えを持ち続けることが美徳だと思っていないんです。

時代の流れや人の生き方もそうですし、グローバル化も進んでいる中で、時代に生きやすいように変わっていった方が幸せに近づくんじゃないかと思っています。

時代の流れに身をまかせながらも、商売で勝つというのは自分たちにとって必須条件だと思っています。

ーーお話を聞いていると、時代の流れに柔軟に対応している会社だなと感じます。
何か意識されていることはあるんでしょうか?

仁木さん:そうですね。最適化能力というものがすごく大事になってくると思います。
それには柔軟な感性や行動力が必要かなと。

行動なくして変化はないですし、だからと言って闇雲に動いても意味がないので、どういうふうに動けば良いのかという感性が大事だと思います。

ーー業界としては堅い感じなのかなと思いましたが、ジェイエムシーさんは柔軟でベンチャー感がありますよね。

仁木さん:形や仕組み、システムをうまく変化させられたら良いかなと思っています。

変化をうながすことは、意識しないと本当に難しいです。
世界から見ても、100年企業が多い日本は、変化をしないからうまくいったという成功体験からなかなか抜けられていないと感じます。

変わらざるを得ない状況になってきた中で、どうやって変わっていくか常に考えていかないといけないですよね。

ーー仁木さんがご入社されて15年ほどかと思いますが、社風や雰囲気は変わったと感じますか?

仁木さん:少しずつですね。前社長のポリシーもありますし、すべてを否定して変えていくのも正解ではないと思うので。

環境とか状況に応じて、少しずつ変えていったという感じです。

ーー椋本さんから見て会社の雰囲気はどうですか?

椋本さん:やりたいことを自分で見つけて行動していく感じですね。
それが会社のためになるなら、みんなが後押ししてくれて、風通しの良い職場だと思います。

だらけているわけではなく、自分にも周りにも負荷をかけられる環境だと感じます。

売上を伸ばすことが社会貢献になる

ーー会社のビジョンや目標は何でしょうか?

仁木さん:どの会社でもそうだと思いますが、わかりやすいのは売上を伸ばすことですね。
おそらく今の2倍〜3倍は伸ばせるかなと想定しています。

売上を伸ばしたい理由がありまして、これから日本の会社の数が減っていくだろうと予想しています。
そうなったら、どんな会社が生き残れるかと考えたときに、

  • 資本力を持っている
  • 高いシェア率を占めている

など、何かしら形を持っている会社にならないと生き残れないなと。

自分たちがどれぐらいの市場を占有していれば、安心してサービスが提供し続けられるだろうと考え、自分たちの声を社会に届けられる規模にしないといけない。
そうなると売上が必要というところに行き着くんですよね。

あとは、思想や感情の部分になりますが、働くって生きることだと思うんですよ。稼がないと生活を支えられないですし。

会社として、個人の生きる価値を守りたい、ライフスタイルの満足度を上げたいという思いがあるので、売上と両立できたらいいなと思います。

ーー売上が2倍〜3倍となると、上場も目指せるのでは?

仁木さん:よく言われますし可能性があれば目指したいですが、まだその入り口に立てていないと思います。

上場するとなると、会社の在り方も変わってくると思うんですよね。
高知から東京に移転するとなったとき、動ける社員がどれだけいるのか、とか。

一概に答えは出せないかなと思いますね。上場を目指すことが正解かもわからないので、状況や環境、社会的な必要性の変化の中で考えることだと思っています。

ーービシネスをやる上で、高知の活性化や高知とのつながりは考えていらっしゃいますか?

仁木さん:正直あんまり考えていません。
もちろん何かしらの役に立ちたいとは思っていますが、まだその立ち位置まで行けていないかなと。

それに社会貢献ってすごく難しいですよね。

気持ちも大事ですけど、売上を上げないと本当の社会貢献にはならないと思っています。

売上が多ければ、納める法人税も高くなりますし。そういうふうに高知に稼げる会社があれば、高知に進出する道ができるんじゃないかなと思いますね。
そのためにも、まず売上を上げないといけないと思っています。

ーー個人的な夢や目標はありますか?

仁木さん:お金や時間を気にしなくていいなら、世界中をぐるぐるしたいです。

1つの場所に定住するのは向いていないと思っているので、住むでも旅行でもいいので移動はしたいですね。
刺激を受けるための移動や経験は積み続けたいなと思います。

これから必要になってくるITスキル

ーーこれからの時代に向けたITスキルについて、会社としてどう考えていますか?

仁木さん:コロナで一気に意識せざるを得ない状況になっていると感じます。

今までは、人がデジタルをどうやって活用するかを考えていたと思うんですよ。
でも、これからはデジタルやシステムありきで、そこに人がどうやってフォローを入れられるかに変わっていくんじゃないかなと思っています。

人がどこで生きられるかを考えていかないと、生き残っていくスペースがなくなっていくので、ITスキルは絶対に必要条件だと思います。

デジタルと謙虚に向き合って進化していけば、これからビジネスチャンスは生まれてくると思います。

ITを活用するというより、「あるもの」として考えていくことが大事ですかね。

プライベートの過ごし方

ーープライベートはどんな過ごし方をされるんですか?

仁木さん:アウトドアは好きですね。キャンプも行きます。

映画も結構好きで、昔は年間300本〜500本ぐらい見てました。今は昔ほどではないですけど、見るときは2本〜3本見ますよ。
それに合わせて音響にもこだわります。

あとは子どもがすくってきた金魚の水槽の管理だったり、飼っているペットの世話だったりをして時間がつぶれていく感じですね(笑)

求める人物像は?

ーー求める人物像や、こんな人と働きたいなどありますか?

仁木さん:前向きな発想ができる人がいいですね。

あとは、先ほども言ったアップデート能力や時代に合わせた柔軟な感性、行動力が備わっている人であれば、ぜひ来てほしいなと思います。

 

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ライターの感想
似たような業界も少ないとのことで、身近に感じることは少ないですが、私たちの暮らしを支えてくれている事業なんだなと思いました。 1986年に設立されたとても歴史のある会社でありながら、時代に合わせて柔軟に変わっていっているところがすごいですよね。新しいことに挑戦したい人には、環境が整っている会社だと感じました。
この記事を書いた人
Haruhi Takahashi

Haruhi Takahashi

愛知から高知県梼原町に移住。フリーのwebライター。 田舎暮らしを満喫しています。
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