「徳島電子計算センター」からはじまり、徳島の歴史あるIT企業へ成長された「テック情報株式会社」。
主力事業のひとつである公共事業部から、公共事業部主任の中郷(なかごう)さんと、同じ部署で働く泉さん、経営企画本部の藤田さんにお話を伺いました。
テック情報株式会社とは?
ーーテック情報株式会社はどのような会社なのでしょうか?
藤田さん:主力事業として、医療系と公共系の大きく2つに分かれます。
まず、病院・福祉情報システムに代表される医療系では、自社開発した病院情報管理システムH@MES(Hospital Management System)。
また昨今の「働き方改革」に伴い、グループウエア「Tec STORK.」、就業管理しシステム「Tec STORK.Navi」を、全国の日赤病院様や大手総合病院様に導入頂いています。
自社開発された新商品
次に、自治体情報システムに代表される公共事業。
県や市町村の総合行政情報システム、CMSやふるさと納税を管理する自社パッケージの開発、アウトソーシングの運用から保守まで行っています。
和気あいあいとした雰囲気
ーーかなり幅広いですね。なんと創業から52年目になられるとか。
藤田さん:おかげ様で、県内でも歴史のあるIT会社になりました。今後も地域を引っ張っていけるような存在でありたい。
今は株式上場を目指して取り組んでいる最中です。
ーー上場を目指されてるんですね!チャレンジですね!
経営企画本部の藤田さん
地元に寄り添い、地域をけん引するテック情報株式会社。 お仕事内容や会社の雰囲気は?
ーーお二人はどんなお仕事をされていますか?
中郷さん:学校校務の支援システムの開発を行っています。
学校の先生は残業が多く、「働き方改革」にも対応する業務改善を目的として、成績や緊急連絡先など校務に関する情報の管理システムを開発中です。
公共事業部主任の中郷さん
泉さん:私は、県職員のスケジュール管理や引継ぎのシステム管理を行っています。
情報システムの専門学校を卒業して、CMSをつかったサイトのデザイン面も担当しています。
公共事業部の泉さん
ーー仕事の面白さを教えてください。
中郷さん:ユーザーの、現場での実情を知れるのが面白いですね。
ユーザーの意外な裏側の話が参考になります。
「こうしてほしい」「これくらいの機能でいい」といった要望も頂くので、取り入れています。
ーープロジェクトごとに繁忙期も、抱える人数も様々ですか?
中郷さん:作業内容が人によって違うし、プロジェクトごとに繁忙期は違います。
技術的に引っかかったときや納期が迫ると大変なんですよ。
終わるんかな?と不安になります。
メンバーの力を借りたりして、無事完成した時の達成感が活力になってますし、自身の成長を感じられます。
一番大きいプロジェクトでは、20人のメンバーをまとめていました。
藤田さん:見えづらい部分かもしれないですが、業務量ができるだけ偏らないよう気をつけています。
会社として、人事・評価は制度化しています。
ーーありがとうございます。泉さんはどんなところに面白さを感じますか?
泉さん:デザインを取り組んでいるので、考えて、提案して、いいね!という返事をいただいた時が嬉しいです。
あと、お客様からの「操作しやすかった」と、声をいただいた時に達成感があります。
これまで、システム特有の味気ない、カクカクした見た目をそこまで気にされてなかったのですが、やっぱり見た目は大事。
わかりやすさ、使いやすさ、色がついてて、パッと見たときに使いたいなと思えるデザインを、これから会社の強みにしていきたいです。
ーー女性ならではの目線も活かせそうですね。逆に、大変なことはありますか?
中郷さん:納期が迫って、作ったことないシステムだったときは残業が多かったことが大変でした。
でも、残業代をちゃんともらえるので良かったです、、、当然ですが(笑)
ーー当たり前のようで、実は当たり前じゃないことが多いですもんね。。
中郷さん:世間の状況ではそういうことができていない、なんて話もまま聞きますね。
そんな中でも、社員の融通を聞いてくれるので助かります。
私は子どもがいますが、迎えの都合を相談した時、「できる範囲で頑張って」と言ってくれる。
仕事だから優先しろとはいわないですね。
泉さん:基本的には定時で帰れます。今のところシステムの納期が近くなって、心に余裕がなくなり苦しかったこと、以外は特にないかな・・?
ーー仕事で切羽詰まったとき、どういったストレス解消をされてますか?
中郷さん:寝る。次の日に持ち込まずリセットできるタイプなんです。
ーーそれは羨ましいです!笑
中郷さん:あとは子どもと遊ぶか。
これまでリーダーとして大きい仕事を抱えることが続きましたが、プレッシャーには慣れました。
藤田さん:分かった!言っとくね~!
(一同笑い)
泉さん:私は動物が好きなので、いとこの家で飼ってる動物とふれあってます。
特に猫が好きで、猫カフェに行ったり、公園の地域猫をモフモフする。癒されます。ぜひ会社猫を!!笑
ーーでは、うちの会社変わってるな~と思う制度や、他社と違う点はありますか?
中郷さん:まず歩行手当ですね。万歩計が支給されていて、一か月に15万歩歩いたら手当を貰えます。ちゃんと給与明細に書いてるんですよ、「歩行手当」って。休みの日も、業務外でもOKです。
ーー座る時間が多いからこそ、健康に配慮されてるんですね。
藤田さん:歩行制度を導入して5年目になりますが、万歩計を持ち歩いて「歩く」ことが、普通の感覚になってきました。
また、社内にある食堂では、白米と、五穀米・十六穀米が選べます。自分でつぎたい放題ついでねって感じで!
クリーンな食堂
日替わりメニューも豊富
泉さん:資格手当が充実してて、しっかりしてるなと感じてます。
合格祝い金+月額5千円~3万円頂けるので、モチベーション維持に役立ってます。
資格を持っていないと入社できないわけではないですが、優遇されますよ。
中郷さん:僕も取ろうかな?(笑)
藤田さん:徳島伝統の阿波踊りには、テック情報連として12年出場しています。希望者で踊り子60名とスタッフが20名。弊社のゆるキャラ「テックん」も踊りこみに入ります。
45周年記念で誕生したゆるキャラ『テックん』。社員の方がデザインされたそうで、体はマウス、頭はディスプレイだそう。
オフィス内に飾られているテック情報連の歴代うちわ
中郷さん:まだありますよ。従業員ファーストで、福利厚生が充実しています。誕生日、結婚記念日、免許の更新など休暇の種類が多く、取りやすい。
なんなら上司のほうから「休んだら?」と提案されます。
例えば夏の休暇だと、基本的には8月なのですが、その間の、好きな時に5日間とっていい仕組みがあって…、旅費の安いときに旅行に行ったり、なんてこともできます。
ーーそれは嬉しい制度ですね!社内の暖かい雰囲気が伝わってきます。
中郷さん:事業部長とも親しく話せます。同じフロアには副社長もいますが、フラットな雰囲気で、上の方が怖い!なんてことはないですね。
泉さん:会社での飲み会もありますが、部署ごとで、キックオフやプロジェクト完成時が多いですね。
部署が違っても、業務外で同世代で飲みに行こうなど、いろんな立場の人と交流があります。謎の、入社3年目までの飲み会もある(笑)
中郷さん:妻が同じ会社で、部署は違いますが仲良くしてもらっています。
藤田さん:教育面にも力を入れています。
3年目までは人材開発課に配属され、先輩社員や上司のメンターが付いているので、安心して頂けます。
そういった取り組みもあってか、平均勤続年数は18年と長いですね。
ーーお休みの日は何をされてますか?
中郷さん:子どもと遊ぶことが多いです。家族で買い物に行ったり。趣味という趣味がないことが悩みかな~。
泉さん:仕事で室内が多いので、休みの日は外に出かけようと思ってます。育った場所が徳島県内の海に近く、久しぶりに海釣りをやってみようと思って。
大きめのアジが釣れたので、せっかくなら美味しくいただこうと、家でさばいたり。
最近は本格的になりすぎて、炙るためのバーナーを買っちゃいました!鳴門は鯛が釣れるので、お刺身にして近所に配ってます。
あとは、Youtubeをひたすら見て筋肉体操でリフレッシュ!釣りも座りっぱなしなので(笑)
藤田さん:会社にはクラブ活動もあります。
ゴルフ部、テニス部、野球部、フットサル部、バトミントン部、レクレーション部など。社員間のコミュニケーションツールとしても役立っているかと思います。
ーー皆さん充実されてますね!仕事やプライベートで、挑戦したい夢や目標はありますか?
中郷さん:会社自体が挑戦をしていて、新しい仕事をやらせてくれる。
やりたいというより、新しいことをやらせてもらってる感覚。
何をつかって何をやるかまで決めさせてくれるので、技術面を積極的にやっていきたい。
泉さん:私は今後もアイデアだったり、会社で開発していきたいです。
創立50周年の記念事業でやったアプリコンテストが思い出に残っています。
100人くらいの学生から応募があり、意見をもらってつくるのが楽しかった!またできたらいいな。
ーーここが会社の課題と感じる点はありますか?
中郷さん:事務机などに設備投資してもらえたら。
人数も増えるので、綺麗なオフィスの印象も大事だなと思ってますね。
泉さん:社内の男性比率が高いので、女の子の後輩がほしいです。
(※正社員約150名の内、女性は22名ほど)
ーー最後に、こんな人と働きたいという人物像を教えてください。
中郷さん:いじったら、シュンとするより面白い返しをしてくれる人(笑)
泉さん:話しができる方。IT系というと無口なイメージが多いけど、業務外でも気楽にワイワイ話せたら楽しいと思います。
藤田さん:当社では、まじめで働き者が多いと思うのですが、やはり実直な方と働きたい。
システムをつかって「人のために、現場を楽にする仕事」のお手伝いをしておりますので、お客様の目線に立って、ニーズを創造できる人がいいですね。