どこか懐かしい雰囲気のオフィス。
少し歩けば海に行きサーフィンができ、オフィス周辺には様々なスポーツ施設もあります。
「Tシャツアート展」で有名な高知県幡多郡黒潮町の浮津海岸のすぐ近くにオフィスを構え、ICTサービスを提供している会社「株式会社とさわ」。
webサイトやアプリの構築、運用やITツールの導入支援を行なわれています。
また高知市ではシェアオフィスを運営され、二拠点を跨ぎながら事業をされています。
本日は、代表の小橋さんにお話をお伺いしました。
とさわ公式HPのトップ画像
社名の由来&何をしているのか?
ーはじめに「とさわ」さんという名前の由来について教えてもらえますか?
小橋さん:産業的に横文字が多い業界ですが、和風の名前にしたいと思いました。
高知のことを“土佐”と呼ぶことから「とさ」を取って、僕らが中心となってクリエイティブの“輪”を作っていきたい、そこから「とさわ」という名前になりました。
ー親しみやすい名前でいいですね!設立はいつされたのですか?
小橋さん:今年(2019年)の5月8日です。
ー最近設立されたんですね。具体的には何をされているのでしょうか。
小橋さん:主に、東京と大阪のクライアントからご依頼をいただき、ウェブサイトの受託制作をしてます。
ほとんど東京の案件が多いですね。
ーそうすると頻繁に東京を行き来されるのでしょうか。
小橋さん:実は、東京にはほとんど行っていません。
「とさわ」を設立する前に、個人事業として東京で独立していたので、その時からお取引のあるクライアントと仕事をさせていただいています。
代表の小橋さん
ーなるほど。すでに信頼関係があるからこそですね。
小橋さん:あとは、東京や大阪で開催される勉強会などで出会った方々からお仕事をいただいたりと、ご紹介でいただくことが多いですね。
ーそれはすごいですね!どのようなサイト制作をされることが多いのでしょうか?
小橋さん:大手通信会社さんや電機メーカーさんの制作案件が多いですね。
元々WEBサイトの分析や設計が得意なこともあり、分析の結果から提案し、LP(ランディングページ)やキャンペーンのページを制作させていただいてます。
ーマーケティング支援も一緒にされているイメージでしょうか。
小橋さん:そうですね。ベンチマークや市場調査を一緒に行うこともあります。当社としても、そこを強みとしていますね。
ーそれは面白そうです!何のための、どこへ向けたコンテンツなのか、とても深そうですね。
これから目指す先
ー実現したい、やりたいことについて教えていただけますか。
小橋さん:新しい事業をやりたいと思っています。
地域の課題を解決できるようなサービスができればと。
ー具体的に考えられていることはありますか?
小橋さん:そうですね、空き家問題や教育の問題でしょうか。
まだまだ思考段階ですが、例えば、オンラインスクールやプログラミング合宿ができたらいいなと思っています。
そもそも地方には学校が少ないので、もっと身近で容易にICTに関連する勉強ができたらいいなと考えています。
イメージ画像
学びたい分野が高知の学校に無ければ必然的に県外へ行ってしまい人口流出に繋がるので、どうにかできればと思っています。
ー動画コンテンツの仕組み作りや遠隔授業など、教育分野はまだまだ考えられることがありそうですね。
5年、10年後のとさわさんが「こうなっていたらいいな」というイメージはありますか?
小橋さん:マーケティング支援などの別の事業をしていきたいですね。
何をどうしたら集客ができるか、売上を伸ばせるのか、自社のメディアやITツールなどを使って効果測定し、その結果を地方のお客さまへ落とし込めたら良いなと思っています。
結果的に、お客様が成長すれば官民含めて地域活性化へ繋がりますし、課題解決にもなるのではと。
ーなるほど。
小橋さん:なので、マーケティング支援に利用できるツール開発などはするかもしれませんが、積極的にWEB制作の事業を伸ばしていくことはあまり考えていません。
もはや、WEB制作もAIによってできるようになりつつあります。人間にしかできないことをITの力を上手く利用しながらビジネスをしていきたいですね。
仕事をする場所は、黒潮町本社でも高知市でも
ー小橋さんはサーフィンが好きと聞きました。
小橋さん:はい。出身が黒潮町で有名なサーフィンスポットもあるのですが、ハマったのは大人になってからです。
実は大学卒業後、一度就職したのですがwebの勉強がしたくて、実家に帰ってきました。
1年半くらい独学で勉強している時に、息抜きでやっていたらハマりました。笑
ー黒潮町の本社オフィスから海が近そうですよね。どれくらいでいけるんですか?
小橋さん:歩いて約15分、車なら3分くらいで行けちゃいますね。
黒潮町本社オフィス ※元々住んでいた自宅をオフィスにしているとのことです
ーサーフィンが好きな方は嬉しいですね。波がいい日は朝海に行ってから出社!なんてできそうです。笑
小橋さん:サーフィン好きな方もウェルカムですよ!
黒潮町の本社オフィスでも、高知市のシェアオフィスどちらでも働けます!
黒潮町のオフィスは、いろいろな活用方法を考えていて、それこそプログラミング合宿の場所として提供したり、ルームシェアができる住居としても募集をしています。
住居スペース
シェアオフィスをなぜするのか
ー今回取材させていただいている高知市のシェアオフィスはどんな目的で運営されているのでしょうか?
小橋さん:私自身、黒潮町や高知市のシェアオフィス、東京や大阪で仕事をしていて、いろいろな人と関わりながら仕事をさせてもらっています。
いろんな方と働いていると、新しいアイデアが出てきたり、これまで考えていたアイデアがブラッシュアップされたりします。
ーなるほど。
小橋さん:なので、このシェアオフィスをいろいろな方に利用いただき、仕事やアイデアなどが活発に生み出されると良いなと思って運営してます。
ーまさに、とさわさんの“輪”を実現される為のコミュニティスペースでもあるんですね。
万々にあるシェアオフィス
シェアオフィスで一緒に働く仲間
ーこのシェアオフィスで働かれている経緯について教えていただけますか?
横田さん:僕は大学生なのですが、同じ大学の友人の紹介でとさわさんの仕事をさせていただくことになりました。
ーとさわで働いていらっしゃるんですか?
横田さん:そうです。インターンとしてweb制作の仕事をさせていただいてます。
横田さん
小橋さん:多少WEBに関する知識やスキルは必要ですけど、インターンで働いてくれる学生さんもウェルカムですね。
大手企業の案件にも携われるので、とても良い経験になると思います。
横田さん:去年TECH CAMPに参加して、プログラミングの勉強をしましたが、そこでは実務で必要なことまでは習得できないので、とても良い経験をさせてもらっています。
ーそうですよね。就職される前に実務レベルで経験できるのはとても貴重だと思います。
小森さんはいかがでしょう?
小森さん:私は、フリーランスでweb制作の仕事をしているのですが、小橋さんとは「WEBクリエーターズ高知(WCK)」というウェブの勉強会で知り合いました。
ずっと一人でやっていたのですが、小橋さんがシェアオフィスを始められるという話を聞いて、シェアオフィスを利用させていただくことになりました。
私も制作の仕事を一緒にやらせていただくこともありますね。
小森さん
ーありがとうございます。お二人から見る小橋さんってどんな方ですか?
横田さん:最初はよく喋る方だなと。笑
小橋さん:(注意しないと。笑)
横田さん:気さくに話し掛けていただけますし、仕事について丁寧に教えていただいてます。
ーそんな感じがしますね!
小森さん:仕事の面では細かく、きっちりした方だなと思います。
と思いきや、いきなりちょんまげで勉強会の講演をしたり大阪人っぽいノリがありますね。笑
ーちょんまげ!ユーモアがありますね。笑
求める人材
ー今後、どんな方と一緒に働きたいでしょうか?
小橋さん:会社のビジョンに共感いただける方で、熱意を持って、一緒に新しい事業を創り上げていってくれる方がいいなと思っています。
大きい組織にすることを目指している訳ではありませんが、進んで組織づくりや企画をしていただけるような方がいいですね。