企業のバックオフィスを支えるクラウドERPシステム「ジョブカン」をはじめ、さまざまなWebサービスを展開する「株式会社DONUTS」。
日本だけでなく、韓国・タイにも拠点を持つ急成長中のIT企業で、2021年2月、東京・京都に続き、国内3拠点目となる高知オフィスが設立されました。
今回は、「高知県での100名採用」を目標に掲げている高知オフィス長の折原太治さん(35)に、株式会社DONUTSと、高知県を拠点に展開されているジョブカンの魅力、どんな人材を求めているのかについてお話を伺いました。
教育業界から転職 Iターンで高知県のオフィス長に
――折原さんのご出身はどちらですか。
折原さん:出身は北海道で、小学校を卒業する頃、父の転勤で東京に引っ越しました。
大学も就職も関東圏で、大学卒業後は学習塾の講師をしていました。
――今とは全然違うお仕事をされていたんですね。
折原さん:そうですね。大学では経済学部でしたが、昔から教育に興味があったので、社会科の教員免許を取得しました。
学校の先生になることも考えたのですが、大学卒業からストレートで公務員になることに疑問が残っていたので、民間で教育に関われる場所として、学習塾に就職しました。
学習塾での仕事は、受験指導だけではなく、入塾者数を増やしたり、夏期講習の申し込み者数を増やしたりと、営業的な仕事も結構あって、僕はどちらかというと、その営業的な仕事の方が好きでしたね。
教育に関わりながらも、営業中心の仕事がしたいなと思って、次に転職したのがリクルートだったんですが、そこでは「スタディサプリ」という大学受験用のアプリ教材の営業をしていました。
――教育業界から株式会社DONUTSさんに転職されたんですね。
折原さん:そうですね。リクルートで働くなかで、徐々に教育への関心よりも、IT技術への関心が高まっていき、4年勤めたところで転職を決意しました。
転職を考える際に、僕の中では「成長している企業で働きたい」という想いが一番の軸でした。
成長している企業や伸びているサービスであれば、魅力的な人が自然と集まってくると考えていました、それは今でも変わりません。更に「自分が納得いくサービス=どんなお客様にも喜んでもらえるサービス」という視点が第二の軸としてあり、突き詰めていくと、バックオフィスのシステムに行きつきました。そんな中でジョブカンに興味を持ち、DONUTSにエントリーしたという経緯です。
株式会社DONUTSとジョブカンの魅力とは
――株式会社DONUTSさんってどんな企業なんですか。
折原さん:ほんとに色々な事業を展開している企業ですよ。
「PRODUCT FIRST」をコーポレートビジョンとし、クラウドサービス事業「ジョブカン」のほか、ゲーム事業や動画・ライブ配信事業「ミクチャ」、医療事業クラウド型電子カルテ「CLIUS(クリアス)」、ファッション雑誌などを扱う出版メディア事業にも参入しています。
設立は2007年で、海外に2拠点、国内には7拠点あり、750名※を超えるメンバーが働いています。
※2022年4月1日 DONUTS単体 ※派遣社員、業務委託除く
――ほんとに幅広い事業をされているのですね。その中でも、折原さんが興味をもった「ジョブカン」での仕事とは、どのようなものでしょうか。
折原さん:ジョブカンでは、企業のバックオフィスの業務を最大限に効率化するために、IT技術を使って、勤怠・労務管理や給与計算などをサポートしています。
例えば、ジョブカンを企業に導入していただくと、社員一人一人の情報を一元的に管理できるので、会社の人・物・金に関わる基礎となる業務を効率よく早く行えるだけでなく、手計算で発生してしまうミスを減らすことができます。
2010年にリリースして以降、累計15万社のユーザーがいる急成長中のサービスで、クラウド勤怠管理システムのシェア率としてはNo.1なんですよ。
――累計15万社の企業が導入していて、シェア率No.1ですか!それはすごいですね。折原さんの思うジョブカンの魅力とは何ですか?
折原さん:やはり「使いやすさ」ですかね。
「ジョブカン」はこれまで企業のITリテラシーの有無に関わらずどなたにも扱いやすい仕様での開発・運営を徹底してきました。
せっかく導入していただいても、うまく使えない・使いこなせないといったことは起こしたくないという想いを強く持っています。その辺りがサービスに反映出来ているのかなと思います。
あとは、同じ業界では非常に珍しいのですがサービスを開始して13年で一度も値上げをしていないのも魅力だと思ってます。
――ジョブカン事業では、今どんな人たちが働かれているんですか。
折原さん:大学職員、ジュエリー販売、美容部員、紙おむつの営業、携帯ショップの店長、学校教員、ソフトウェア会社労務、SES営業事務、専門商社の営業など、異業種から転職をされてきた方が多く、IT業界未経験の方がほとんどですね。
職種は、インサイドセールス(営業)、カスタマーサポート、エンジニアに分かれているのですが、高知オフィスの現メンバーの年齢は、30代が50%を占めていて、その次に多いのが20代と40代でそれぞれ20%、男女比率は同じくらいです。
ジョブカンを導入してくださっている全国の企業のサポートを、これまでは東京を拠点に行っていたのですが、これからは高知県も東京に並ぶ中心拠点にしていきたいと思っています。
――高知県を拠点に選ばれたのはどうしてですか。
折原さん: 高知に決める以前から、拠点分散をしていこうという話がありまして、社内で検討されていました。
高知県以外にも、全国各地で候補に挙がる県があったのですが、そんな中で高知に決めた理由としては「おもしろそう」という理由が大きかったように思います。
弊社はエンタメ事業も展開している企業なので、どうせやるならワクワクするようなおもしろいことをやりたいという社風がありまして、どの企業も進出する場所よりも、まだ進出している企業が少ない土地に出そうとなりました。
それに加え、行政支援が充実していて、県と市の心強いバックアップがあったことも追い風になりました。
――東京で働くのと高知で働くのとでは、業務内容にどのような違いがありますか。
折原さん:基本的には東京での業務と全く変わらず、高知だから特別にということは全くないですね。
というのも、ジョブカンはそもそもオンラインで利用してもらうサービスですし、業種や土地に縛られずにご利用頂いています。営業活動やお客様からのお問合せも全国が対象になるので、高知特有のことはあまり生まれません。
拠点を作る際も「東京と同じ仕事をする拠点」として立ち上げました。
今は、東京メンバーと高知メンバーが連携して業務にあたっている部分も多々あるのですが、今後は少しずつ高知で完結する体制も作っていきたいです。
目指せ100名採用
――高知オフィスの今後の目標を教えてください。
折原さん:高知オフィスを大きくするため、「100名採用」というミッションを掲げています。
他の企業で、これほど大規模な採用をしているところはなかなか目にしません。
高知県では、若者の人口流出が課題になっていると思うのですが、なかには高知に残りたくても残れないという人もいると聞きます。
その方達に、「DONUTSで働く」という新しい選択肢が増え、高知で働きたい人と一緒に働けたら、その方達にとっても高知県にとっても嬉しいことだと思います。
――100名採用とのことですが、どのような人と一緒に働きたいですか。
折原さん:「こういう人!」という決まった条件はありませんが、素直で真面目な方と一緒に働きたいです。
ご自身の経験はあまり気にせず少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度応募していただきたいですね!
県外で働いていてIターン・Uターンで高知に来る方や、新しいことに挑戦したくて異業種から転職してくる方も多いですし、お子さんや家族と一緒に暮らしている方も多いです。
現在のご自身の環境に合わせて働くことができる職場だと思いますので、その辺は是非お会いしてお話がしたいです。
――最後に、折原さんの今後の目標を教えてください。
折原さん:私の仕事の大部分を占めるのが採用ですので、新しく入社した方が生き生きと仕事をしていたり、活躍している様子を見ると、とても嬉しくなりますね。
新しいことに挑戦するのは勇気がいると思いますが、それでも挑戦してみたいという方にぜひ来ていただきたいですし、全力でサポートしたいと思っています!
メンバーの成長を身近に感じながら、共に働き、みんなで力を合せて高知オフィスや高知県を一緒に盛りあげていきたいです。
一緒にお仕事できるのを楽しみにしています。
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