夫婦で出身地が違うと「お盆や正月の際にどちらの地元に帰省するのかで揉める」というのはあるあるかもしれませんね。
しかし、「夫婦どちらかの地元に住む」という決定はもっと重要な意思決定なのではないでしょうか?
この記事では奥さんの地元に移住・転職をする「嫁ターン」について、失敗しない方法やメリット・デメリットを解説します!
嫁ターンとは?
嫁ターンとは、地方への移住や転職の際に用いられる言葉で、奥さんの地元へ移住・転職することです。
奥さんの地元に移住することになりますので、奥さんにとっては【Uターン】もしくは【Jターン】、旦那さんにとっては【Iターン】になるといえるでしょう。
<Uターン・Jターン・Iターンとは?>
Uターン:地方から都市に移住した人が生まれ故郷に戻ること
Iターン:都市部に住んでいる人が出身地とは異なる地方に移住すること
Jターン:地方から都市に移住した人が生まれ故郷に近い地方都市に移住すること
メリットは?
嫁ターンの一番のメリットは「奥さんが暮らしやすい環境である」ということ。
奥さんの実家が近いということは、奥さんの親が子育ての手助けをしてくれる可能性もあります。
核家族の夫婦2人での子育ては負荷が大きく、夫婦関係に不和に繋がるケースもありますが、そこに奥さんの両親の手助けが入ることにより、夫婦関係が良好な状態を維持できるかもしれません。
また、奥さんは親に話を聞いてもらったり悩みを相談することで、精神的に安定した状態を保つことができるという効果も期待できます。
奥さんの状態が良ければ、結果的に旦那さんも楽しく生活することができるでしょう。
加えて、奥さんの地元が地方の場合には「自然が美しい」「食べ物が美味しい」「固定費が安い」といった地方移住をすることによるメリットも享受できます。
▶︎嫁ターンの事例(外部サイトへ飛びます)
デメリットは?
嫁ターンのデメリットは仕事や暮らしなどライフスタイルが大きく変わるということです。
夫婦共々、仕事も住む場所も変わることになりますので、プラス面だけでなくマイナス面についても検討して慎重に判断する必要があります。
特に縁もゆかりもない土地に引っ越す旦那さんの仕事・生活・人間関係の変化に関しては十分な下調べをしてあげた方がよいでしょう。
また、奥さんの地元が地方の場合は「やりたい仕事が見つからない」「収入が下がる」「田舎独特の人間関係」「教育機関や医療機関の選択肢が少ない」といった地方独特のデメリットにについても知っておく必要があります。
嫁ターンで離婚事例もあるの?
離婚の原因で一番多いのは、どんな理由かご存知でしょうか?
正解は「性格の不一致」です。
これは男女共に離婚の理由として1番に挙げています。
しかし、それ以外の離婚理由の順位は男女で異なっており、男性の第5位には「家族親族と折り合いが悪い」という理由がランクインしています。(女性の場合「家族親族と折り合いが悪い」は10位)
嫁ターンをした場合、必然的に家族親族との付き合いは増えることが多いので、十分に注意しないと「嫁ターンが原因で離婚」という最悪なシナリオを招きかねません。
参照:裁判所|平成29年 司法統計19 婚姻関係事件数 申立ての動機別申立人別 全家庭裁判所
嫁ターンすることを説得する際の3つのポイント
では、旦那さんを説得し嫁ターンを成功させるためには、どのようなポイントに気をつければ良いのでしょうか?
今回は3つのポイントを紹介します。
<嫁ターンすることを説得する際の3つのポイント>
1.仕事への不安を取り除く
2.人間関係への不安を取り除く
3.地元を好きになってもらう
1つ1つ見ていきましょう。
1.仕事への不安を取り除く
移住や引っ越しをする際に「仕事についての不安」を挙げる方は多いのではないでしょうか。
特に地方への移住の場合は「収入が下がるのではないか?」「今まで積み上げてきたキャリアが無駄になるのではないか?」など、心配事は多いものです。
転職先を探す手助けをする。転職活動に集中しやすい家庭環境を作るなどして、まずは仕事への不安を取り除く手助けをするようにしましょう。
2.人間関係への不安を取り除く
嫁ターンをすると、奥さん側の両親や親族との物理的な距離が近くなり、併せて関係性も近くなることが多いです。
年に数回会う程度だった関係性とは変わるので、旦那さんが不安に感じる場合もあるでしょう。
また、奥さんの地元が旦那さんにとって縁もゆかりもない土地なのであれば、友人関係なども0からのスタートとなってしまいます。
こういった人間関係の不安を取り除くためにも、まずは何度か通うなどして、旦那さんもある程度の人間関係を築いておくと安心できるでしょう。
3.地元を好きになってもらう
嫁ターンを成功させるには、旦那さんの不安点を取り除くだけではなく、地元を好きになってもらうことも重要です。
「こんな趣味も楽しめるよ!」「こんな美味しいものがあるよ!」など旦那さんが喜びそうな話題を振ってあげると良いかもしれません。
奥さんの地元に嫌々移住してもらうのではなく、旦那さんが「移住したい」と思える環境を整えたり、「移住した方が充実しそうだな」と思ってもらうことが重要です。
二人で新しい生活を作っていくという意識を持ちましょう!
高知への嫁ターンは「はちきん磁石」!
ここまで嫁ターンについて紹介してきましたが、みなさんは「はちきん磁石」という言葉をご存じでしょうか?
高知出身の女性と結婚し、磁石のように吸い寄せられて高知に嫁ターンすることを「はちきん磁石」と呼びます。
というのも、高知の女性は男勝りな性格と言われており、それを表す土佐弁が「はちきん」なのです。
私達、高知に特化した転職メディアBUNTANでは「はちきん磁石」に吸い寄せられて嫁ターンするみなさんのお仕事探しも全力でサポートしています!
ぜひ、お気軽にご相談ください。
また、高知以外の土地に「嫁ターン」する方々も幸せな生活が送れますよう祈っております!
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。