日本全国の中小・ベンチャー企業の成長支援をデジタルマーケティングの領域で展開しているソウルドアウト株式会社。
2020年1月に開設したばかりの「デジタルオペレーションセンター四万十」に訪問し、センター長の堀川さん、オペレーターの鍋島さんにお話を伺いました。
ソウルドアウト株式会社とは?
ーー ソウルドアウトはどのような会社なのでしょうか?
堀川さん:主にウェブの広告、SNSアカウント運用といったデジタルマーケティングの領域で、お客様のデジタルシフトを支援する事業をしています。
業界的には大企業向けの事業をしている企業が多いですが、ターゲットは中小企業、ベンチャー企業が中心です。
センター長の堀川さん
ーー インターネット広告の設定や、SNSの運用をしているお仕事ということですね。お取り扱いされるお客様の案件はやはり東京が多いのでしょうか?
堀川さん:東京の案件も扱っていますが、全国に営業所が20拠点以上あり、地方のお客様も数多く支援しています。
ーー インターネット広告ですと大企業が多いイメージですが、地方でも展開されているのですね。
堀川さん:そうですね。日本は中小企業の方が多いのですが、地方の企業ですと大企業ほど広告やPRに予算をかけられないという課題があります。
ソウルドアウトは、そのような企業を支援する目的で活動をしている会社です。
デジタルオペレーションセンター四万十について
ーー 四万十にオフィスを開設されたのはいつからですか?
堀川さん:スタートしたのは2020年の1月からになります。
鍋島さん:私たちがオープニングメンバーになります。
鍋島さん
ーー 結構最近ですね!なぜ四万十で開設されたのですか?
堀川さん:会社として地方にオペレーション拠点を開設することになり、他の地域もいくつか検討をしていたのですが、中でも高知県・四万十市の行政の支援、熱量が圧倒的によかったのが決め手になりました。
自治体の方々は、オフィス立ち上げ時の従業員募集や、広報の際にすごく力になってくれましたし、プライベートな事でも地域に馴染めるように色々とサポートしていただいたのでありがたかったです。
オフィスの奥はお洒落なカフェスペース
ーー 高知県はIT企業の誘致に力を入れていますもんね。今働いている方は四万十が地元の方が多いのでしょうか?
堀川さん:はい。今は10名ほどメンバーがいますが、全員が幡多地域(四万十市・宿毛市・土佐清水市など)の方です。
開設を機に東京から赴任してきたメンバーも少しいて、私も10月半ばに移住してきました。
ーー 堀川さんは東京から移住されたんですね!四万十は来たことはありましたか?
堀川さん:なかったです!笑 高知も来たことなかったです。
もともとは東京の本社で働いていたのですが、8月に声がかかり、「四国に赴任しないか」と言われました。
自分のなかで想定はしてなかったのですが、いい機会だと思いその場ですぐに了承しました。
インタビューはカフェスペースで行いました
ーー その場でお返事したのはすごいですね! 鍋島さんは四万十の方ですか?
鍋島さん:四万十町の出身なのですが、県外で11年間仕事をしており、結婚を機に四万十市に移住しました。
ーー そうなのですね。前職もIT系だったのですか?
鍋島さん:製薬会社で、医薬品の品質管理をする仕事をしていました。
ーー すごい!全然違いますね!鍋島さんがこの会社を選んだきっかけはなんでしょう?
鍋島さん:四万十市に誘致企業ができるというチラシを見たのがきっかけで、面白そうな仕事だと思い応募しました。
堀川さん:当時は新聞にチラシを入れたり、ハローワークに出したりしてメンバーを募集しました。
四万十市に移住してから1ヶ月少しでスタートという、急ピッチでの採用でしたよ。
ーー そういう成り立ちだったのですね!
エントランスには開所の時のお花が
高知でデジタルマーケティング。 お仕事内容や会社の雰囲気は?
ーー お二人はどんなお仕事をされているのですか?
堀川さん:オフィスの運営管理、自治体の方や取材対応など外とのやりとり、メンバーのマネジメントなどをしています。
鍋島さん:私は12月〜1月まで研修期間で、2月から本格的に業務がスタートしました。業務としては主にインターネット広告の入稿作業を行っています。
新たに配信する広告の入稿や、すでに配信中の広告のリンク先や画像の変更、過去のデータから直近の成果につながるレポーティングなど、日本全国の顧客企業様と向き合っている営業メンバーを支える業務を行っています。
オフィスの風景
ーー 研修はどのような内容だったのですか?
鍋島さん:インターネット広告業界のこと、広告の入稿(設定)作業の仕方、使用するツールなど、会社で必要なことは丁寧に教えていただきました。
実践に近い練習も行い、業務にスムーズに移れるような内容でした。
ーー 結構手厚い研修だったのですね。内容は難しくなかったですか?
鍋島さん:前職とは全く違う業務なので難しかったですし、覚えることが多かったです。
でも、研修で使う資料がとても興味を持てる内容だったので、楽しく学ぶことができました。
あとは、エクセルで使う関数やショートカットキーも教えていただきました。
ーー パソコンの使い方から教えてもらえて、未経験の方でも安心ですね。
堀川さん:はい。未経験の方でも仕事にスムーズに入っていただけるように、基本的なことから丁寧に研修しました。
入る前に何ができるかよりも、やっぱり業界も仕事内容もどんどん変わっていくので、それに対応するために継続的に勉強ができることが重要だと感じますね。
ーー 10名働いていらっしゃるということでしたが、チーム分けして広告の案件の担当などしているのですか?
現在は担当制ではなく、東京と連携しながら高知でできる仕事をメンバーで振り分けてこなしている状態です。
仕事のノウハウ共有や、他の人が助け合えるような環境を作る為に、今後も担当制にはしないつもりです。
お子さんがいる方も多く、急なお休みなどやむを得ない時もありますのでね。
いつでもコミュニケーションが取れるように東京と接続されています
ーー ちなみにオフィスを見た感じだと、女性が多いのかなと思いますが…。
堀川さん:僕以外は全員女性です!
年齢層は30代の方が多く、半分くらいはお子さんがいらっしゃいますね。
ーー 全員女性なのですね! 男性も増えると良いですね。笑
堀川さん:そうですね。笑
結果として女性が多くなりましたが、メンバーの皆さんは気軽で働きやすいと言ってます。
ーー 鍋島さんは実際どう思われますか?笑
鍋島さん:気を遣いすぎることもなく、とても働きやすい職場ですね。人間関係が良好で本当によかったなと思います。
ーー みなさん仲良いのですね。
堀川さん:東京では会社で飲み会をしてもあまり来ないのですが、こちらだとほぼ全員参加ですね。笑
鍋島さん:いつも飲み会を楽しみにしています。
堀川さん:市の職員さんも含め、みんな飲み会が好きですね。
特に決まっているわけではないのですが、東京から人が来たときに飲み会に行くことが多いので、月1回以上はあります。
ーー 楽しそうですね。休みの日はどう過ごされていますか?
堀川さん:よく散歩します。笑
晴れていたら、川沿いを歩いたら気持ちがいいんですよ。自転車に乗ったり、ポケモンGOしたり。
オフィスからは街と四万十川の支流が見えます
ーー いいですね!
堀川さん:あとは、移住してから地域の和太鼓団体に入りました。
本格的でびっくりしたのですが、地元の小学生や大人の方と話す機会になり楽しいです。
ーー ありがとうございます。鍋島さんはいかがですか?
鍋島さん:食べ歩きが好きです。地元の情報誌に載っているお店に行くのが好きで、土日は友達とランチをめぐったりしています。
ーー 地場の野菜など美味しそうですね! ちなみに会社で部活などはあるのですか?
鍋島さん:はい。部活制度があるので、これからスカッシュバレーをやる予定です。
スカッシュバレーは高知特有のスポーツらしいんですけど、柔らかいボールを使ったバレーボールのような球技です。
ーー 楽しそうですね!
堀川さん:会社からも活動費の支援があるので道具購入や、体育館利用の費用にあてています。
今回は「レクリエーション部」っていう名前で作ったので、他の活動もなんでもありです。笑
お料理教室もできますし、夏になったらカヌーとか別のことできますし。その辺は厳格ではないですね。
そういう福利厚生も使いながら社員の方々に楽しんでいただきたいです。
四万十から地方企業を盛り上げる! ソウルドアウトの今後の展望は?
ーー 今後の展望について教えてください。
堀川さん:高知では広告オペレーションが中心になると思います。
その需要はまだまだ社内でも大きいですし、安定してきたら新しいお客さんにもアプローチができるようになってきます。
また、iPadやスマホでさくっと画像を作ることなどに興味がある人には、SNS広告などのバナーを作成する仕事にもチャレンジしてほしいですね。
鍋島さん:興味があります!ぜひやってみたいです。
堀川さん:それぞれの社員さんの特徴を把握するように、「どんなことが好きですか?」と聞くようにしています。
広告オペレーションが中心ですが、一人一人のスキルを上げたり、市場価値を上げるためにいろんな業務に取り組む時間も作っていきたいです。
自分が広告や組織開発など色々と経験をさせてもらった上で今があるので、そういう機会を高知でも提供していきたいと考えています。
求める人物像
ーー どういう方と一緒に働きたいですか?
堀川さん:デジタルマーケティングやSNSに興味がある方が良いですね。
あとは、「四万十や高知を盛り上げたい」など弊社のビジョンに共感してくれる方が良いです。
将来は地方のお客さんのために仕事を作る側になってほしいです。
ーー 具体的に教えてください!
堀川さん:地方だと、デジタルを使うまでのハードルが高いので、知っている人に任せられるという環境ができると良いかなと思っています。
「東京のよくわからないIT会社がやる」のではなくて、知り合いに任せる方が安心するし、運用する本人も責任もってできるかなと思います。
鍋島さん:そうですね。私も、夫が農園できゅうりを作っているので、いずれネット販売できたらいいなと興味を持ち始めたときにちょうど求人をみたので、ぴったりでした。
将来はそういうのチャレンジしてみたいですね。
堀川さん:いろんなモチベーションで働いている方がいるので、将来ぜひチャレンジしてほしいです。