古民家契約は、大家さんと直接契約も多い?トラブルを避けるための3つの対策

現代、田舎への移住が多くの人々にとって魅力的な選択肢となっています。その生活スタイルとして「古民家」を選ぶ人々も増えている一方で、田舎の古民家の契約は不動産会社を通じて行うのではなく、大家さんと直接契約するケースが多いことをご存知でしょうか?これは都会の賃貸生活とは異なる点で、注意が必要です。

「自分の家」への強い思いや、特有のルール、プライバシーなどに要注意

大家さんが代々昔から住んでいた家を貸すケースが多いため、それだけに大家さんの思い入れも強く、賃貸人としての視点が希薄になることがあります。さらに、地域によってはローカルルールや大家さん独特の慣習が存在します。

これらのルールや慣習を理解し尊重することが、地域との調和を保つ上で重要となります。また、プライバシーについての認識も都会とは異なります。何の前触れもなく大家さんが家を訪れることや、お庭の手入れをしていることもあり得ます。

快適な古民家生活を送るための3つのステップ!

 ① 大家さんの人柄をチェックしよう。

良好な関係を保つためには、大家さんの人柄の把握が大切です。初回の面談だけでなく、何度かのコミュニケーションを通じて大家さんの性格や価値観を理解することが重要です。

大家さんが大事にしているポイント、怒りそうなポイント、携帯電話やメールなどでの連絡手段なども確認しておきましょう。大家さんとの相性は、実は直接契約では非常に重要なポイントとなります。

② 自分で賃貸契約書を作成して、大家さんと締結しよう。

大家さんの中には、口頭のみで完了とする人もいるかもしれません。ただし、この場合トラブルが生じた時に直ちに退去しなければならなくなることや何かしらの損害を被ることもあり得ます。

そのため、大家さんが希望しなくても、契約内容は明確にし、賃貸契約を結ぶことが重要です。賃貸の範囲、料金、解約に関する条項など、詳細な契約書を自分で作成しましょう。これにより、事前に大家さんとの認識のズレを防ぐことができます。

③ 古民家利用の範囲確認を都度確認しよう。

古民家の魅力の一つは、戸建の土地や広い家の中をある程度、自分好みに使うことができる点ですが、その範囲はしっかりと大家さんと確認しましょう。

憧れの古民家に住むことができると、DIYをしておしゃれな古民家に改装したくなります。

例えば、昔からの土壁を白のモルタルでおしゃれに改装したり、昔からの電気も味のある電球などに。また、お庭などで、BBQや焚き火などもやりたいと思うでのはないでしょうか。

しかし、大家さんはあくまでも「自分の家」「自分の敷地」の認識があり、家の使い方やご近所トラブルには非常に敏感です。その都度、何がどの程度許されるのかを明確にすることで、後のトラブルを避けることができます。

まとめ 大家さんとのコミュニケーションは丁寧に

 不動産会社がいない分、大家さんとの直接コミュニケーションが必須となります。お互いの認識を明確にし、トラブルなく田舎の古民家での生活を楽しむためには、丁寧なコミュニケーションが鍵となります。

このようなポイントを押さえて、田舎の古民家での生活を十分に楽しみましょう。そして、その中で新たな発見や経験を積み重ね、充実した移住生活を送ってください。移住は新たなステージへのステップ。そのステップを踏むあなたを全力で応援します。

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鈴木 康太

高知県で地域を面白くするための事業を担当しています。また、IT業界についてのセミナー講師、転職支援なども担当しています。 地域課題、地方創生、移住、ローカルDXなどについて記事を好んで書いています。
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