紙のまち「いの町」らしく、“製紙”という名前を会社名に使っているからには、何か特殊な紙や、印刷用紙を作っている会社だと思う方が多いのではないでしょうか。
今回は、売上の98%が「大人用紙おむつ」の株式会社近澤製紙所、入社5ヶ月の営業部 川上さん、商品開発部で採用担当の森野さんにお話をお伺いしました。
神谷工場
製紙ではなく紙を加工をしている会社
-御社は主に何を作られているのでしょうか。
川上さん:一般的には、“製紙”という言葉と「紙おむつ」は結びつかないと思いますが、当社は「大人用紙おむつ」を主に製造している会社になります。
-紙おむつですか!確かにイメージとは違いました。事業としてはどのような規模感なのでしょうか。
森野さん:売上の98%が「大人用紙おむつ」になります。残りの数パーセントは、介護用ウェットティッシュなどですね。
商品は自社ブランドの「メディパ」という名前で販売しています。
実際の商品
-それは興味深いです。
森野さん:なので、紙を製造している会社というよりは「紙を加工している」と言った方が正しいかもしれません。
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ここで突然、近澤社長が来られました。
近澤社長:どうもこんにちは。川上さんなんか妙に緊張してない?笑 ええ顔しちょきよ!笑
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-まさかの社長様のご登場でした!笑
川上さんは元々高知ご出身ですか?
川上さん:そうです。大学で大阪に出て、東京で就職しました。それでUターンで戻ってきました。
営業部 川上さん
-そうなんですね!近澤製紙所を選ばれたきっかけはどんな所だったのでしょうか?
川上さん:いくつか候補はあって、実際に会社見学させていただいたのですが、社員さんの人の良さが決め手でした。
2017年10月に入社しました。
-人の良さって大事ですよね。あとでまたお聞かせください。
前職は何をされていたのですか?
川上さん:補聴器の営業をしてました。エンドユーザーが高齢者という点では、今の仕事を共通している所もあって、営業として入社させていただきました。
森野さん:外回りはこれからするので今は勉強中ですね。
-営業の仕事というのはどんなことをされるのでしょうか?
森野さん:実は販売比率でいうと高知県内は数パーセントしかないので、全国のエリアで分けて営業が担当しています。
なので基本的には、週はじめに担当エリアへ行って、1週間回るような感じです。
週末は帰ってくる場合もあれば、そのまま残って翌週に違う担当エリアを回る人もいます。
商品開発部兼採用担当 森野さん
-どのような所へ営業されるのでしょうか?
森野さん:病院や施設ですね。業務用向けに販売してますので、代理店さんを通して一緒に同行するルート営業です。
-なるほどですね。川上さんは東京と高知で働く違いってどう感じられていますか?
川上さん:どっちも良い所はありますが、やはり地元ということもあって安心感がありますね。
-わかります!地元って落ち着きますよね。
居心地のいいヒトの良さとプライベート
-川上さんから見る、近澤製紙所の印象や良さってどんな所でしょうか?
川上さん:そうですねぇ、夜遅くまでガリガリに仕事していなくて、いわゆる残業をせず、定時がきたら早く帰ってますね。
森野さん:チンで帰ってますね。笑 特に営業が早いです。外がメインの仕事なので内務ではそんなに時間を取らないようです。
※方言:土佐弁で「チンで帰る=定時で帰る」を指します。
-営業がですか!少ないに越したことはないですよね。
川上さん:あと会社の良さは、入社の決め手にもなったやはり人ですね。
どんな仕事でもそれなりに時間をかければ内容には慣れてくると思うのですが、人付き合いは良く悪くも慣れない部分も多いので、最終的には一緒に働く人が大事になってくるかなと思います。
いろいろな方とのお話を通して、チカザワは良い方が多いなという印象でした。
これからきっと長い間、一緒に仕事をするとなると、人次第でモチベーションや考え方も変わると思いますので。
森野さん:そうです。だから受け入れる側も、しっかりと働きやすい環境だったり、スキルアップへ繋がる様にしないといけないですよね。
-大事な所ですよね。まだ入社して間もないですが、今後の夢ややりたいことはありますか?
川上さん:まだまだ経験の少ない新人だからこそ新たな視点で、実際に使用する方や介護を行う方にとって、良い提案をしていければと思います。
そして、より多くの方から「チカザワのおむつを使ってよかった」と言っていただけるように努力していきたいです。
お取り扱い商品
-少し話は変わりますが、プライベートはどのようなことをされていますか?
川上さん:趣味を模索中です。何か新しいことを探しているのですが、先輩達から聞くと釣りやスポーツをしていると聞くので何か取り掛かりたいなと思ってます。
今の所は、友達と遊んだりする感じですかね。
森野さん:晩酌じゃないんですね。笑
川上さん:まあそれなりに。笑
-会社として飲み会はあるのでしょうか?
森野さん:全体としては数年に一度ある位ですが、部署単位で忘年会やら飲み会はちょこちょこあるようです。
大体お酒好きな人が固まってしまいますけどね。笑
-ちなみにどちらで飲まれるのですか?
森野さん:高知市に住んでる人が多いので、退社後に一度家に帰って、高知市の街で集合してって感じですね。
同僚とは仕事や子育て、他愛もない話をしながらよく飲んでます。
気が置けない仲間が多いのでとても楽しい時間ですね。
退職した仲間とも未だに飲み仲間ですよ。
職場の飲み会時の写真
子育てに優しい制度
-産前産後休業や育児休暇はございますか?
森野さん:産休や育児休暇は取得可能です。ここ数年は出産した女性全員が戻ってきていて、仕事をしています。
事務職だけでなく、製造現場の女性も戻ってきてますね。
-全員戻って来られているというのは素晴らしいですね。
森野さん:はい。時短勤務をしている方もいるので、女性の働きやすさはあるかなと思います。
有給休暇の消化率も高くて、年間休日は91日なのですが、100日前後は取れていると思います。
最近はマラソン好きな人が増えていて、リレーマラソンなんかは社員で出たりしてます。
休日に子どもを連れての参加も、みんなが快く受け入れてくれるので子どももすっかり打ち解けてます。
リレーマラソン時の写真
営業は自分スタイル!?と自由な社風
-そういえば森野さんは商品開発部とのことですが採用まわりの仕事もされているのでしょうか?
森野さん:商品開発の部署ではあるのですが、採用や広報・伝票作成などもやってます。
幅広くやっているので、その分現場のことや多部署との連携やコミュニケーションは結構とる方ですね。
-会社全体として、多部署との横の繋がりはある方でしょうか?
森野さん:そうですね。本部機能と工場が同じ敷地内ですぐ近くにあるので、何かアイデアがあれば、部署関係なく話し合える環境もあります。
倉庫内の画像
–キャリアチェンジについては、可能なのでしょうか?
森野さん:営業から商品開発、製造現場から業務部へ変わった人もいますね。
適材適所にはなりますが、向上心のある方や優秀な方はキャリアを積むこともできます。
-森野さん自身の目標などはありますでしょうか?
森野さん:実は私の右腕になるような方を採用して育てることですね。
今幅広く仕事をしている分、浅くなりがちなので、一緒にやれる方がいれば一つのことをもっと深くやることができます!
-最後になりますが、森野さんから見た会社の良さってどんなところでしょう?
森野さん:やりたいことをやらせてくれる、自由な所です。営業も目標はありますがノルマはないんです。
それぞれのやり方をそれぞれで考えて行動する、指示をされて仕事をするという感じではないですね。
逆に言うと、ダラけることもできてしまうので、しっかり自分で考えて計画を立て、行動できる人が活躍でき評価されますね。
もちろん困ったりした際は助言をいただいたり、手伝ってくれる環境はあります。
アジアへ向けて
-どんな方に入社して欲しいですか?
高齢化が進んでいる日本ももちろんそうですが、アジアのシェア拡大へ向けて日々取り組んでいます。
高知本社にはなりますが、視野を広く向け、一緒になって全力で取り組んでいただける方がいいです。