少しずつ夜が長くなり、読書を楽しむにはぴったりの季節がやってきましたね。こんな季節は暖かい飲み物を片手に本を開いてみてはいかがでしょうか?そしてどうせなら読書を転職活動にも活かしてみませんか?
現在、情報収集というと、「インスタグラムやYoutubeなどのSNSからがほとんど」という方が多いのではないでしょうか?もちろんこれらは、最新のトレンドや気になるトピックを少しだけ知るには非常に便利かもしれません。しかし、より深く物事を理解したい時には物足りないのが正直なところ。
そんな時、強い味方となるのが本です!本を読めば、短くまとめられた動画やインターネット上の記事では触れられない 深い知識や背景について理解することができますので、転職活動を進めるうえでも大きなアドバンテージとなります。そこで今回は、 読書がもたらす5つのメリットをご紹介しながら、それぞれが転職活動にどのように役立てられるかについてお伝えしたいと思います。
読書で深まる自己理解 ー自己分析力が高まるー
転職活動をする際、自分の強みや価値観について理解しておくことはとても大切ですが、実際それを言葉や文字にするのはなかなか難しいですよね。そこでオススメしたいのが自己啓発書や哲学書です。
自己啓発書とは、おもに「自分を成長させるための方法」や「目標達成のための考え方」について書かれた本で、読むと前向きな気持ちになれたり、自分の行動を見直すきっかけを与えてくれる本のことをいいます。他方「哲学書」は、「人生の意味とは何か」「本当の幸せとは何だろう」といった疑問について、自分なりの考えを深めたり、世の中を見る視点を広げてくれる本です。
そのためこれらを読むと、今まで気付かなかった自分の一面に出会えたり、頭の中が整理されるため「自分はどんな時に一番やりがいを感じるのか?」「どんな環境で最も力を発揮できるのか?」といった疑問に向き合うことができ、自分に合った仕事のイメージがわくヒントになることも。
本を読みながら気が付いた、「自分の特徴や価値観」についてノートに書き出しまとめておくと、自己PRや志望動機を考える際にとても役立ちますよ。
ビジネス書で知識を吸収 ー知識の幅が広がるー
転職活動をしていると、応募先の企業や業界についての知識が必要になる場面が多くあります。経験のある業界や業種なら、すでに知識があるかもしれませんが、未経験からチャレンジする場合、その業界の将来性など気になることも多いですよね。
また、転職でキャリアアップを目指している方であれば、現場で使える理論や考え方について、さらに理解を深めておきたいとお考えのはず。そこでオススメしたいのがビジネス書です。
日頃からビジネス書や経済書を読んでおくと、最新のトレンドや業界の動向についても自然と理解が深まります。それにより、面接時に自分の意見をしっかりと伝えられるようになりますし、エントリーシートに具体的な志望理由を書くこともできるようになります。
そうはいっても「何から読めばいいかわからない」といった方にオススメなのが新聞です!業界や経済についての時事ネタや最新トレンドを幅広く知ることができますので、さっと目を通すだけでも知識の幅は十分広がりますよ。お悩みでしたらまずは「新聞」から始めてみましょう。
読んだ本を武器に ー面接での話題が増えるー
面接では自己PRだけでなく、あなたが「どんな人物なのか」を知ってもらうために、自分の経験や興味について話すことが求められます。そんな時、「最近読んだ本で、こんなことに気付きました」や「この本を読んで新しい視点が持てました」というエピソードを話すことができれば、面接官にも興味を持ってもらいやすくなります。
また、読書を通じて得た学びや感じたことを素直に共有することで、あなたの成長意欲や前向きな姿勢をアピールすることができますし、たとえ読書の内容が深くなくても、そこから感じたことを話のネタとして活用すれば、面接を有利に進めることができるでしょう。
読書でスキルアップ!ー仕事に役立つスキルが得られるー
実用書を読めば、仕事に役立つスキルを身に付けることができます。実用書とは、仕事や日常生活で役立つ知識や技術について書かれた本のことをいい、リーダーシップやコミュニケーション、特定のアプリについての本、問題解決力を養うための本など様々な種類があります。また、資格取得のための参考書などもこのカテゴリに入ります。
実用書を読む場合は、学んだことを実践することが非常に重要です。例えば、本で学んだコミュニケーション技術を職場や友人との会話の中で試してみたり、アプリの新しい使い方を実際の仕事で活用してみましょう。
筆者のオススメは、読むことと実践することを並行して行うこと。こうすることで頭が忘れてしまう前に身体で覚えることができますので、別々に行うよりも身につきやすいですよ。
読みたい本で心を整える -モチベーションを維持しやすくなるー
転職活動は希望通りにいかないことも多く、時には心が折れてしまいそうになることがあるかもしれません。そんな時は、お気に入りの一冊や成功者の自伝などを手に取ってみましょう。
自伝には困難を乗り越えた際のエピソードや、ポジティブなメッセージがたくさん込められていますので、読み進めていくうちに「自分ももう少し頑張ってみようかな」と前向きな気持ちになるかもしれません。
また小説や詩集など、純粋に楽しめる本を読むのもオススメです。転職活動のストレスから一時的に開放されることで気分転換になりますし、物語に没頭すれば頭の中がリセットされ、次のステップに向けて新たな気持ちで取り組めるようになるでしょう。
一説によると、寝る前に10分だけでも本を読むと、心が落ち着き睡眠の質も良くなるのだとか。心と体が元気になれば自然とやる気も戻ってきそうですね!
まとめ
いかがでしたか?読書は単なる趣味にとどまらず、あなた自身の成長やキャリアアップに役立つための知恵や知識を提供してくれます。
ページをめくりながら著者の考えや経験に触れることで、自分の考えを整理したり、新しい気付きを得たりすることができます。そして本から得たインスピレーションが、思わぬタイミングで役立つこともあるでしょう。
特に転職を考えている方には、自分を見つめ直す機会や、新たな視点を得るための大切な時間となりますよ。
今回の記事が読書習慣を始めるきっかけになれば嬉しいです。
BUNTANでは、高知で転職したいとお考えの方に寄り添った転職相談を実施しております。秋も深まってきた今日この頃、読書と一緒にキャリアについてお考えいただくのはどうでしょうか?